2012年6月6日

各位

フリービット インストールするだけで全てのAndroidスマートフォンをIPv6対応にする世界初※1のモバイルブラウザ「ServersMan TAB」開発
~日中でAndroid搭載機器向けに6月末~7月上旬から無料配布を開始。M2M通信も可能なServersManアーキテクチャーを搭載~

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット) は、ネットワーク環境に依存せずに、Google Playからインストールするだけで、Android搭載機器でIPv6サイトの閲覧が可能になるモバイルブラウザ「ServersMan TAB」を開発し、6月末~7月上旬より無料で配布を開始いたします。

フリービットは、「Being The NET Frontier! インターネットをひろげ、社会に貢献する」という理念を掲げた事業展開を2000年より行なっています。その中で、2002年より、次のInternetのFrontier(最前線)の焦点を、IPv6へのシフトに絞り、IPv6へのスムーズな移行、IPv4/IPv6の共存技術に関しての基本特許を世界各国※2で取得し、様々なサービスを展開して参りました。

なかでも、2003年には既存のIPv4回線上でIPv6を利用できる独自技術「Feel6 Technology」を開発し、IPv6の普及を目的とした大規模実証実験「Feel6 Farm」を、インターネットサービスプロバイダー76社に加え、ソニー(株)、(株)日立製作所、ヤマハ(株)、や湘南ビーチFM等の協力のもと実施し、連続半年間の実運用に成功しました。また、同技術の応用物は総務省の研究開発助成対象に認定された実績もあります。
IPv6に標準対応した商用サービスとしては、現在数万台が稼働しているIPv6対応法人向けIPセントレックスサービス「IPビジネスホン」や、IPv6に標準対応した仮想データセンター「フリービットクラウドVDC」「ServersMan@VPS」、スマートフォンをサーバーにする「ServersMan」等があります。

この様な実績を元に、フリービットグループでは本日よりスタートする「IPv6を今日を境に恒久的に利用する」という主旨の世界規模のイベント「World IPv6 Launch」の開催に合わせて、

  1. スマートフォン/タブレットが今後の「ヒト対モノ型インターネット※3」の中心的端末であると想定されること(PCからモバイルへのシフト)
  2. その中心的なOSの一つは、Androidと想定されること
  3. その中で最も使われるアプリケーションプラットフォームはWebであること

という今後のIPv6環境の「ど真ん中」の分野のIPv6化を「いますぐ実現」しました。

インターネット黎明期からインターネットの技術の基盤を作り、日本のインターネットの父とされ、また、WIDE プロジェクト ファウンダー、更には、IPv6普及・高度化推進協議会の会長を務める村井純氏は、以下のようにコメントしています。

慶應義塾大学環境情報学部長・教授 ファウンダー:村井純氏コメント

未来志向の洗練されたテクノロジーである「ServersMan TAB」の登場によって、“IPv6にアクセス出来ない/使わない理由”がなくなりました。

10年以上に渡り世界中で具体的に利用され、認められてきた、フリービットの仮想化技術。それが、『ServersMan TAB』として開花し、IPv6分野の懸案事項だった、”鶏が先か、卵が先か”の議論を、”言い訳なし”に変え、すべての人のためのIPv6の自然な導入を実現しました。

Why not IPv6 ? 世界は、IPv6 Ready で皆さんのIPv6利用をお待ちしています。


モバイルブラウザ「ServersMan TAB」は、ServersManアーキテクチャーの中心となっている、「IPv4ネットワーク上に仮想IPv6ネットワークを構築するEmotionLink ActiveNode テクノロジー」によって、ブラウザ自体に、IPv6グローバルアドレスを割り振ることができます。また、代表的なWebエンジンであるWebKitベースにブラウザエンジンを独自開発したことによって、IPv4とIPv6のハイブリッドルーティングを可能にしています。

「ServersMan TAB」のその他の特長は以下のとおりです

  1. インストールして、ID登録するだけで、IPv6サイトを閲覧できます。細かい設定は不要です。
  2. IPv4、IPv6の両方のサイトを見ることができるので、ブラウザを複数使い分ける必要はありません。
  3. IPv6のグローバルアドレスを割り当てられますが、Feel6テクノロジーによって、ネットワーク自体でセキュリティを設定することが出来ます。
  4. ServersManアーキテクチャーを採用しているので、「ブラウザ to ブラウザ」(M2M)でのやり取りを取得することも可能です。 (将来APIと開発環境を提供予定)
    例えば、ServersMan TABは単なるブラウザ(ビューワー)としてだけでなく、Webサーバーとして動作させることも可能となります。
ServersMan TAB ロゴ

ServersMan TAB ロゴ

ServersMan TAB起動画面

ServersMan TAB起動画面

ServersMan TAB IPv6サイトブラウジング画面

ServersMan TAB IPv6サイトブラウジング画面

IPv6接続時にカメの画像が「泳いでいる」状態となっています。

以上

※1 当社調べ。(2012年6月6日現在)

※2 特許は 2003年12月に世界各国で申請しており、日本では2007年11月、韓国では2008年4月、中国では2010年11月、ヨーロッパでは2011年3月、そして米国では2011年7月にそれぞれ権利化。

※3 今後のインターネットの発展は、現在の「ヒト対モノ型コミュニケーション」から、「モノ対モノ(Machine to Machine)型コミュニケーション」に発展していくと想定されています。フリービットグループでは、M2M環境においての具体的なソリューション「Plug in Cloud」を5月15日に発表いたしました。

関連PR内容

■2011年6月8日
フリービットグループ、各種独自IPv6対応サービスを発表
https://freebit.com/press/pr2011/20110608.html

■2012年5月15日
フリービット、SD/USBを利用してあらゆる機器を、
瞬時にクラウド/M2M対応にする日本発、
世界初のクラウドアーキテクチャー「Plug in Cloud」を発表
https://freebit.com/press/pr2012/20120515.html

フリービット株式会社について

フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。

【報道関係者からのお問い合わせ】

フリービット株式会社 CEO室 PR・IRグループ 広報担当
Mail: press@freebit.net
電話番号:03-5459-0522


尚、本件に伴う平成25年4月期の業績への影響につきましては、
現時点では軽微であると考えております。
業績への影響が見込まれる場合は、速やかに公表いたします。

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